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オプションの買い戦略には2つあります。 オプション買い戦略の仕掛けの方法
それでは、現況下における日経225の動きを見て、実際のオプション買いの仕掛けについて検討しましょう。
上記チャートは2004年12月13日〜2005年3月8日までの日経225の日々の推移を表したものです。
2月21日の高値(11690円)をめどに
オプション売り戦略の仕掛け方オプション売りを仕掛ける場合、まず、これから1ヶ月、2ヶ月あるいは3ヶ月で相場(原市場)が上下に動くであろう範囲を想定します。(ここでへIV[予想変動率]の動きには言及しません。ごく単純な仕掛け法について述べます。)この「範囲」は場帖やチャートによって一定期間内の変動する可能性のある幅を想定します。その後で、その範囲の外にあるオプションの権利行使価格を選択し、それらのオプションを売り建てるわけです。
それでは、現況下における日経225の動きを見て、実際のオプション売りの仕掛けについて検討しましょう。
(日足) 上記のような日足、週足、月足によってオプション売りを仕掛ける期間において日経225の変動範囲を想定し、余裕をもって、権利行使価格を選択してそれらのオプション売りを仕掛けます。
たとえば、過去の動きから、今後1か月の日経225の動きを12500(上限)〜10500円(下限)と想定したとします。
次は、その期間に該当する限月を選び、12500-コールと10500−プットを売ります。
あるいは、余裕をもって13000-コールと10000-プットを売ります。「余裕をもって」という意味は「利益になる確率を広げて」ということであり、具体的にはより“アウト・オブ・ザ・マネー”(OTM)のオプションを売るということです。
スプレッド取引取引には、「売り」と「買い」以外に「売り」と「買い」の“組合せ”を同時に仕掛ける戦略があり、これを「スプレッド取引」といいます。オプション取引においては、この組合せの取引が無数にあり、株式や先物取引よりも柔軟性に富みます。代表的な取引として、
カレンダー・スプレッド リバース・カレンダー・スプレッド レシオ・スプレッド デビット・スプレッド の5つです。
「カレンダー・スプレッド」「カレンダー・スプレッド」はオプションの異限月間のスプレッドで、期近限月オプションを売り、同時に期先限月オプションを買います。日経225は現物オプションなので、同じ権利行使価格のオプションを用います。また、コール同士またはプット同士で仕掛けます。コールのカレンダー・スプレッドとプットのカレンダー・スプレッドの両方を仕掛ける場合もあります。期先限月オプションのプレミアムから期近限月オプションのプレミアムを差し引いた値を“サヤ”といいます。このサヤは必ず「プラス」です。なぜなら、期先限月のオプションの方が時間価値が大きいからです。また、当然ながら、期先限月オプションを買うので、このスプレッドは売りと買いで差し引き「支払い」(デビット)になります。
カレンダー・スプレッドを仕掛ける際のもうひとつの問題は、権利行使価格の選択ですが、ATMかOTMのいずれかを選びます。当然ながら、ATMの方が期待収益は大きいのですが、その分サヤの変動も大きくリスクは高いといえます。一般的には、リスクがより低いOTMを選びます。カレンダー・スプレッドでは、この“サヤ”が仕掛けたときより拡大すれば利益になります。
カレンダー・スプレッドが利益になるメカニズムカレンダー・スプレッドはオプションの特性の一つである「タイム・ディケイ」を利用したものです。時間価値がオプションの期日が迫ると急激に減少します。つまり、期近限月オプションの時間価値は、期先限月オプションのそれに比べてより鋭角的に減少します。これを利用して利益を得ようとするのがカレンダー・スプレッドです。但し、オプション価格は原市場の変動の影響を受けます。原市場の動きによっては期近限月以上に、期先限月のオプション価格が下落したり、期近限月のオプション価格が期先限月よりも上昇するケースもあります。これらの場合は、カレンダー・スプレッドは利益を生みません。したがって、カレンダー・スプレッドは原市場が一定のレンジ内の動きであることを想定して仕掛けます。
*「カレンダー・スプレッド」は理屈より実際に仕掛けて経験から覚えるのが最も早いです。 |
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